POLYTONE S-15B修理記録



十和田市へお嫁に行った(笑)S-15Bですが、先日セッションにお呼ばれした際アンプを拝見。
ハムが酷く、音も歪んでいてとても耐えられる状況ではないので、持ち帰って修理する事に・・・


 プリ部は問題ない様なので、パワー部が怪しいと判断。入力のジャックは新品(SWITCHCRAFT)
に交換してある。  それにしても基板の割には部品点数が少ないですね。



 左写真左下のRCA端子が腐食していて、接触不良でノイズが増えたようです。これは金メッキの部品と交換。POLYTONE全般に共通していますが、ここのトラブルは多いです。
急に音が歪んだりノイズが増えたら、ここを点検します。 右写真にマイナスねじが4本見えますが、これで電源の電解コンデンサーを固定しています。ここが緩んでいたので締め直しました。
後は右写真上の電解コンデンサー(10μF/35V)を交換。これでハム、ノイズは消え音もかなりクリアーになりました。

 30年以上前のアンプですから、何かとトラブルはあります。
POLYTONEで多いトラブルがリバーブです。これはPUのコイルの断線が多いです。後は今回のRCA端子。
もしアンプを開ける機会があったらここを点検すると良いかと思います。但し弱電に自信が無かったら基板はいじらないで下さいね!



今回交換した部品
・10μF/50V(横型が無かったので立型) 1個
・RCA端子(金メッキの高信頼品) 1個

その他の修正箇所
・ファストンコネクターのカシメが緩んでいたので圧着し直し。
POLYTONEは随所にファストンコネクターを使用していますが
もっと小型で信頼性のあるコネクターにして欲しいです!

・ハンダ付け部修正数箇所。
・配線材一部を交換。
基板からRCA端子までの配線をシールドにしました。
・裏板のねじ穴がバカになっていたので埋め木をして修正。

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